今日から始めるグリーンライフ講座(第2回)


●開催日時  5月7日(金) 10:00 〜 15:00

 午前 実習「樹木の管理と梨の交配作業」
 午後 講義「昆虫と上手に付き合う作物栽培」

●開催場所   山口大学:吉田キャンパス

●講師     ・竹松 葉子(農学部・准教授)
         ・嘉村 則男(農学部附属農場・技術専門職員)
         ・武永 順次(JAグリーンコア・園芸指導員)

※本講座の講師・農学部附属農場 嘉村則男(技術専門職員)が代表をつとめる、やまぐち里山環境プロジェクトの活動を参考までにお知らせします。
http://www.yamaguchi-satokan.com/index.html

 

いよいよ、2日目のグリーンライフ講座。

今日も良いお天気に恵まれました。

 

今日の午前中は、まず30分ほど武永順二先生(JAグリーンやまぐち園芸指導員、元東京農工大学農学部)の講義を聞きました。受粉の方法、人工勾配の方法、色の色素などのお話でした。







 

 

その後、農場に出て、梨の木の剪定(枝を切ること)の作業をしました。受講者からは、武永先生にたくさんの質問が投げかけられました。

「実がなっている枝を切るのはもったいないと思ってしまうのだけど、剪定作業は必要なのですね」と受講者・・。

 

(注:本来、剪定は今時期に実施するのは好ましくないのですが、講義のプログラム進行上仕方なく、この時期となりました。ご了承ください。)






「私たち人間を含め、あらゆる生き物は他の生き物の「生」をいただきながら存在しているだよな・・・」とつぶやきながら・・・。



木も人間と同じように生きていますから傷口には薬をぬります。


「果実の摘果はどのようにすればよいのでしょうか?」という質問に答える竹田重寿技術職員


赤星病発見!

赤星病について語る井上敬之技術職員。


トマト栽培について聞き入る受講生・・


トマト栽培について説明する嘉村則男先生


午後からは、竹松葉子先生(山口大学農学部准教授)の「昆虫と上手に付き合う作物栽培」という講義でした。

作物栽培をしていると、虫は「害虫」として捉えられることが多いのですが、「『人も害虫も自然界の一部」という気持ちを忘れないようにしましょう』との竹松先生のメッセージがありました。自然界は、生物と生物の繋がりで成り立っています。自然界と共存した、環境にやさしい害虫防除法を実践すると自然も幸せ。私たちも幸せ・・・




受講者からは、するどい質問が・・。


竹松研究室所属のタイリクヒメハナカメムシ