アジア地域の教育改革と人材育成競争
−シンガポール、韓国、中国、台湾の教育改革を探る−

●内容
 21世紀に入り、世界では、先進国だけでなく、Brics諸国や途上国までを巻き込んで、人材の獲得・育成競争が激化しています。この中で今や世界経済だけでなく、人材獲得や人材育成の競争の面からも世界を牽引しているのはシンガポール、中国、韓国、台湾などのアジア地域の国々だと言われています。そこで今回の講座では、これらの人材育成を目指してアジア諸国で行っている教育改革の現状を探ります。具体的な内容としては、シンガポール、韓国、中国、日本の教育制度や教育改革の動向、さらに、人材育成のための各国の政策展開などを取り扱っていきます。

●開催日時  
   6月19日、7月3日、10日,17日,24日,31日 
   土曜日  計6回  (13:00〜15:00)
●開催場所  
    山口大学:吉田キャンパス(山口市),
●講師   小川 勤  (大学教育センター・教授)
●講義計画  1.6/19  世界の教育改革の動向と新自由主義思想 
2.7/3   能力別選抜制度のシンガポールの教育改革
3.7/10  韓国の教育制度と教育改革の動向
4.7/17  中国の教育制度と地域間の教育格差の現状 
5.7/24  中国における教育改革と高等教育の課題
6.7/31  台湾の教育改革およびアジアの教育改革(まとめ)と日本



 小川先生の講義(6回シリーズ)がいよいよ始まります。

 



 第1日目は、欧米とアジアの教育改革の動向を探るというテーマでした。



 2つの国際学力調査(TIMSSとPISA)から見た学力観の相違を検討しました。



 今後の社会に求められるキーコンピンテンシー(OECD)や教育改革を巡る2つの潮流についても触れられました。



 欧米だけでなくアジアの教育改革の話もありました。



熱心な受講者たち