講座4:やまぐちサタデー・カレッジ2013
   なぜ「正義」は、人によって違うのか


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内容
 

 

 誰かが傷つけられたり、ズルをしたりする場面に遭遇すると、私たちは強い憤りを覚えます。それだけでなく、
そうしたニュースや噂を耳にしただけでも、強い道徳的な感情が芽生えます。そのとき、私たちは自分の抱いている
「正義」について、ほとんど疑うことはありません。しかし残念なことに、「正義」は、文化や個人によって異なる
場合があるということも事実です。こうした道徳的判断の普遍性と多様性について、この講義ではJ.ハイトをはじめと
する進化心理学の研究成果を紹介していきます。




  ●開催日時

 05月25日~06月15日 毎週土曜日 計4回  13時30分~15時00分  

  ●開催場所  山口:吉田キャンパス

  ●講師

・高橋征仁(人文学部・教授)

  ●講座の概要
月 日 時 間 講義内容 担当講師
1回目 5月25日(土) 13時30分~15時00分 青年期における道徳性の揺らぎ 高橋征仁
2回目 6月1日(土) 道徳性は理性の産物か?
3回目 6月8日(土) 道徳性は進化の産物か?
4回目 6月15日(土) テストステロンと道徳性
  ●受講者数  27人
  ●講座の様子
 
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受講生の声

・話をおもしろくきかせていただきました。ところどころ笑いどころもあって楽しかったです。 TEDなど、素人でもとっつきやすいものを教えて
いただけたのも嬉しいです。先生は漫談家みたいですね。(20才代・女)

・小学生と中学生の息子がいます。兄弟でまったく性格が違います。彼らの特性を生かし、導いていける親になりたいです。今後、反抗期を
迎える息子たちに寛容に接していける知識を得られたと思います。 ありがとうございました。(40才代・女)

心理学の理解の前に、思考能力を養うという意味もあって参加させて戴きました。とても有意義のある講義だったと思っています。このことを
将来的に研究として追求するとか、研究のテーマにということは、年齢的には無理ですが、生涯学習の一環として、意味のあるものだったと
思っています。
機会があれば、又参加したいと思っています。ありがとうございました。 でも、とてもおもしろかった。当たり前と思っていたことに、様々な
学説があり、とても深くて、終止符の打ち様がなくて、髙橋先生の研究に脱帽。(60才代・女)