講座17:生命倫理「生と死を考える」



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内容
 

 

人の「生」は奇跡の中で誕生し,そして確実に「死」を迎える.その過程の中で,私たちは出生前診断,臓器移植と
いった医学テクノロジーの進歩に伴って新しく提示された諸問題,さらには脳死,安楽死,尊厳死などの終末期に
関わる諸問題をどのように理解するべきなのだろうか?本公開講座では,今一度「生きること」,「死ぬこと」に
ついて講義議論する。




  ●開催日時

 09月07日〜10月05日 毎週土曜日 計5回  10時00分〜12時00分

  ●開催場所  山口:吉田キャンパス

  ●講師

・森大志(共同獣医学部・准教授)
・松原幸恵(教育学部・准教授)
・山田寛人(山口大学非常勤講師)
・波多江忠彦(哲学・倫理学研究者)
・粟屋剛(岡山大学教授)
・内山新吾(弁護士)

  ●講座の概要
月 日 時 間 講義内容 担当講師
1回目 9月7日(土) 10時00分〜12時00分 いつ生まれるのか、いつ死ぬのか 山田寛人・森 大志
2回目 9月14日(土) 生命が大切にされない社会を考える 内山新吾・森 大志
3回目 9月21日(土) 生殖補助医療技術の進歩と倫理〜
新しい出生前診断を巡って〜
波多江忠彦・森 大志
3回目 9月28日(土) 遺伝子技術の進展と法 松原幸恵・森 大志
4回目 10月5日(土) 脳死・臓器移植の倫理的・法的・社会的問題 粟屋 剛・森 大志
  ●受講者数  21人
  ●講座の様子


 
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受講生の声

・老齢期の生き方、死についての話が聞きたかった。 山田先生の「いつ生まれるのか、いつ死ぬのか」の講義、今までこのような話を聞いたのは
初めてです。いつ生まれたか、死ぬのか等つきつめて考えたことがありませんでした。もう一度聞きたいと思います。(70才代・男性)

・毎回異なる講師の先生からさまざまな分野でのお話を聞くことができて大変内容の濃い講座でよかったと思います。最後に受講生どうしで議論する
機会があった回は自分の考えを整理するためにとても役立ち、また他の方々の考えを知ることもできて特によかったです。(60才代・女性)

・「生と死を考える」というテーマにひかれ参加しましたが、予想していた内容とは少し違いました。生きるということや死に対しての心の持ちよう等に
ついてのお話を期待していました。しかしずっと科学的でより身近に考えなければならない問題を次々と提示され、目が覚めるようでした。
ひとごとのようにしていたこと、考えることを避けていたことに私たちみんな一人々が向き合わなければならないと感じました。 できれば、もっと
若い人たちにも聞いてほしい内容でした。(50才代・女性)