講座19:ことばの世界



  ●
内容
 

 

 日頃の生活の中ではことばは空気のような存在で、その特徴や性質は意外と知られていません。今回は、山口大学人文学部の教員4名が身近な言語表現を取り上げたり珍しい言語を紹介したりしながら、ことばの世界を分かりやすく解説します。この講座に参加されてことばのワンダーランドに旅してみませんか。

【言語表現の不思議を読み解く】
我々は、ふと考えるとおかしな表現・物理的にはありえない表現を多用しています。
講義では、なぜそのような表現が出てくるのかわかりやすく解説します。

【ことばの仕組みをさぐる】
日常使う日本語(山口弁も含む)には私たちが「知っているのに知らない」法則があることを体験します。

【ことばの変化】
なぜことばが変化するのか、世界の言語(主に日本語)を例に挙げながら、そのメカニズムを平易に解説します。

【漢字という文字について】
漢字はどのような方法で中国語を表記しているのか、中国最古の字書『説文解字』や六書説に触れながらお話しします。



  ●開催日時

 09月28日〜10月05日 毎週土曜日 計2回  9時30分〜12時40分

  ●開催場所  防府:防府市文化福祉会館

  ●講師

・武本雅嗣(人文学部・教授)
・富平美波(人文学部・教授)
・和田 学(人文学部・准教授)
・乾 秀行(人文学部・准教授)

  ●講座の概要
月 日 時 間 講義内容 担当講師
1回目 9月28日(土) 09時30分〜11時00分 言語表現の不思議を読み解く 武本雅嗣
11時10分〜12時40分 ことばの仕組みをさぐる 和田 学
2回目 10月5日(土) 09時30分〜11時00分 ことばの変化 乾 秀行
11時10分〜12時40分 漢字という文字について 富平美波
  共催  防府市教育委員会
  ●受講者数  24人
  ●講座の様子


 
  ●
受講生の声

・4つの講座それぞれに興味をそそられる内容があって、普段の暮しの中では、余り考えないような事について、少しは考えてみる為のヒントを
頂けたように思います。又、日常使用しながら不思議に感じていた言葉についても、関連した話があって参考になりました。 中でも2日目、10月5日の
前半の「ことばの変化」は実に面白かった。乾講師は面白く、ことばの変化を、色々な視点で解説して頂いて、とても刺激的な時間でした。
講師の講座を是非もう一度聞きたいと強く思っています。(60才代・男性)

・毎日の生活において全く意識しなかったことを意識させられたということで、とても興味を持ちました。講師の奥深い研究に感動しました。(60才代・女性)