講座21:俵山を歩いて暮らしの伝承を学ぶ



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内容
 

 

長門市俵山は古くから湯治の場として知られています。その周辺では豊かな自然にはぐくまれた農村の暮らしが展開されています。講義を聴き、街中で湯につかり、地元の人たちと交流し、また周囲を歩きながら湯治の街の暮らしを体験し、地域の魅力を再発見してもらうのがこの講座の目的です。4回目となる今年の講義のテーマは「八幡人丸神社の宝物と柿本人麻呂伝説」です。俵山から九十九折りの坂を西北に下るとかつて油谷湾の港として栄えた油谷町人丸に出ます。この地にある八幡人丸神社には、祭神の一つとして万葉集の歌聖柿本人麻呂が祀られています。神社に伝世する宝物と人麻呂との関わりについて考察します。




  ●開催日時

 10月05日〜10月06日 土曜日、日曜日 計2回
 土曜日:13時00分〜16時00分
 日曜日:
09時00分〜12時00分  

  ●開催場所  俵山温泉

  ●講師

・坪郷英彦(人文学部・教授)
・吉村 誠(教育学部・教授)
・尾崎千佳(人文学部・准教授)
・山本寛孝(白猿山薬師寺・住職)

  ●講座の概要
月 日 時 間 講義内容 担当講師
1回目 10月5日(土) 13時00分〜16時00分 講義(湯治場俵山と八幡人丸社)   坪郷英彦
講義・実習(俵山周辺の民俗行事・木津盆踊り) 山本寛孝
2回目 10月6日(日) 09時00分〜12時00分 講義(なぜ人丸社に和歌が奉納されるか) 吉村 誠
講義(八幡人丸神社に伝わる宝物と人麻呂伝説)   尾崎千佳
   協力  ゆうゆうグリーン俵山
   後援  山口県、長門市
  ●申し込み人数  33人
  ●講座の様子


 
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受講生の声

・座学が今回は多かったので、もう少し俵山が歴史と伝統を守り、そして未来へ向けて活動されているので「地域」「人」にもう少し触れてみたいと感じた。
この講座を通して、俵山が「心と体」のいやしの場として発展することを望んでいます。(60才代・女性)

・木津の盆踊りを見せていただき大変良かった。これが秘伝だということを知り驚かされました。  (60才代・男性)

・参加してとても満足しております。念願の俵山温泉を楽しみたいという不純な動機からの参加でしたが、講義の内容が深くて、もっともっとお教え
いただきたいという気持ちになりました(60才代・女性)

・人麻呂と長門、中央と地方の関係、連歌・和歌の関係が面白かった。(70才代・男性)