講座3:やまぐちサタデー・カレッジ2014 遺跡は語るー古代日本のみやこの発掘調査ー



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内容
 

 

 第二次世界大戦後の急速な経済発展によって「古代日本のみやこ」の発掘調査は大いに進展しました。まずはその成果と現状を簡潔に紹介します。また、ここ数年の間に踏査した東アジアの都城遺跡を写真と図版を用いて紹介し、東アジア世界の中での「古代日本のみやこ」についても考えてみたいと思います。一方、「古代日本のみやこ」を考える上では発掘調査の成果だけでなく、文字で書かれた文献史料も重要な資料です。文献史料と発掘調査の成果を用いて、「古代日本のみやこ」の遺跡の変化に歴史を読んで見たいと思います。




  ●開催日時

 4月19日〜5月17日 計4回  13時30分〜15時00分

  ●開催場所  山口:吉田キャンパス

  ●講師

・橋本義則(人文学部・教授)


  ●講座の概要
月 日 時 間 講義内容 担当講師
1回目 4月19日(土) 13時30分〜15時00分 古代日本のみやこ概観(発掘調査の成果と現状) 橋本義則
2回目 4月26日(土) 東アジアの中の古代日本のみやこ
(写真と図版でめぐる東アジア都城遺跡紀行)
3回目 5月10日(土) 遺跡は語る1
(天皇の住まい内裏の変化に歴史を読む)
4回目 5月17日(土) 遺跡は語る2
(譲位した天皇=上皇の住まいのあり方に歴史を探る)
  ●受講者数  31人
  ●講座の様子


 
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受講生の声

・盛り沢山の内容を配付資料として用意して頂き、パワーポイントの説明資料も用意して頂き感謝しています。但し、内容が多すぎて、話と資料の
テンポに追いつかない面が少しありました。包括した最終回も大変興味ある結びとなりました。(60才代・男性)

・古代の遺跡の話であるのに、そこに生きた人々の諸々がお話をきくうちに、たちあがってくるような感覚が楽しかった。
場所、建物のあり方から歴史をみることのリアリティを感じました。(70才代以上・女性)

・くわしい内裏の資料から女性として暮らしぶりなど想像してむつかしいお話でしたが楽しく勉強できました。(70才代以上・女性)