講座25:やまぐちサタデー・カレッジ2015 
『解体新書』の出版とその周縁 : 日本近世商業出版の様態を垣間見る









講座の趣旨・目的等 日本近世期は、商業出版が成立し興隆した時代です。江戸の書肆須原屋市兵衛の出版活動から、出版の制度や機構、文化について論じます。また、須原屋市兵衛が出版した『解体新書』は、内容については数多くの研究がなされていますが、物としての書誌学的解明をおこないます。
開催日時 10月31日~11月28日 土曜日 13:30〜15:00 計4回
開講場所 山口市:吉田キャンパス
講 師 松田 泰代(人文学部・准教授)
講座の概要
開講日 開講時間 講義内容 担当講師
10月31日(土) 13:00〜15:00 二つの『解体新書』:版と刷 松田 泰代
11月14日(土) 須原屋市兵衛と『解体新書』
:著作成立過程と出版
11月21日(土) 『解体新書』と『物類品隲』にみる
板木のはなし:板木流通と版権
11月28日(土) 二人の須原屋市兵衛:初代と二代目
申し込み人数 6名
受講生の声

・江戸時代の出版、流通事情について知ることができて楽しかったです。システムが思った以上に整備されていたのに驚きました。(50才代・女性)