講座11:古代米をつくって食べよう














講座の趣旨・目的等 この講座では、現在の米づくりと比較しつつ現在のお米のルーツとされる赤米の田植えを行い、石庖丁など弥生時代に使われていた道具で収穫するなどして、当時の米作りを実践し、赤米を試食します。 また、土器づくりや土器を使った調理などにより当時の生活の一部を体験することで、主食として普段何気なく食べているお米の歴史と価値を再認識することを目的とします。
開催日時 6月11日(土)9:00〜12:30、8月19日(金)9:00〜12:00、
9月25日(日)9:00〜12:00、11月12日(土)9:00〜13:00 計4回
開講場所 山口市:吉田キャンパス
講 師 田畑 直彦(大学情報機構・助教)
川島 尚宗(大学情報機構・助教)
高橋  肇(農学部・教授)
五島 淑子(教育学部・教授)
長砂 光治(農学部)
井上 敬之(農学部)
講座の概要
開講日 開講時間 講義内容 担当講師
6月11日(土) 9:00〜12:30 全体解説。実習「田植え・土器づくり」 田畑 直彦
長砂 光治
8月19日(金) 9:00〜12:00 講義「土器の成形と焼成について」
実習「弥生時代の方法による土器焼成」
田畑 直彦
川島 尚宗
9月25日(日) 9:00〜12:00 講義「古代米の姿を知る 〜栽培化の進んだ近代品種との違い〜」
実習「石庖丁などによる稲の収穫」
高橋  肇
井上 敬之
11月12日(土) 9:00〜13:00 講義「古代の食事について」
実習「臼と杵による脱穀・籾すり・火起し・土器による調理」 
※昼食は赤米入りのおむすび・豚汁
田畑 直彦
五島 淑子
川島 尚宗
長砂 光治
井上 敬之
共催 山口市
申し込み人数 23名
受講生の声 ・弥生人の食への知識の発展と蓄積が現代の米づくりの原点となっていることを理解した。 (70才代以上・男性)

・総合大学の強みの各学部のエキスパートが、協力してこのような興味深い公開講座ができたと考える。人文・農・教育の関係者にまたがって成立している講座であり、このような学部連携の講座は、他にもおもしろいものができる可能性を秘めている。講義の際に子供の研究生の声が気になった。年齢制限も必要と考える。(50才代・男性)