講座24:芸術作品の<食>







講座の趣旨・目的等 様々な国や地域の<食>が表された芸術作品を一緒に鑑賞いたしましょう。食べることは、1:生存のために不可欠な行為、2:人間の関係性に関わる行為、3:あらゆる文化圏に共通の行為なので、文化の多様性を示すものでもあります。多面的な特徴を帯びている<食>が、芸術作品の中にどのように表されているかに着目しながら、芸術作品を味わってみましょう。
開催日時 11月24日~12月22日 木曜日 10:20〜11:50 計5回
開講場所 山口市:吉田キャンパス
講 師 藤原 まみ(国際総合科学部・准教授)
講座の概要
開講日 開講時間 講義内容 担当講師
11月24日(木) 10:20〜11:50 イントロダクション、
『バベットの晩餐会』(ディネーセン)
藤原 まみ
12月1日(木) 『バベットの晩餐会』
「くさひばり」(ラフカディオ・ハーン(小泉八雲))
11月8日(木) 『バベットの晩餐会』
「脂肪の塊」(モーパッサン)
12月15日(木) 『バベットの晩餐会』「薬」(魯迅)
12月22日(木) 『バベットの晩餐会』
「美食倶楽部」(谷崎潤一郎)
申し込み人数 6名
受講生の声

・日本、英国、米国、仏国、独国など各国の文学の枠を気軽に飛び越えて真の文学を行き来する比較文学の世界の一部をたん能しました。とても興味深いとともに世界の多様化を理解する上でも大切なことだと思いました。(70才代以上・男性)

・丁寧な講座で楽しく受講できました。(少しの演習形式で)事前の課題があったり、感想発表があったりで充実していました。また、他人の読みを聞く機会となったことをうれしく思いました。藤原先生のこの受講生の発言をよく聞いて下さり、講義へ誘なって下さる手腕に敬服です。講義全体を通して、先生の日本文化のあり方への深い思想が貫かれていることを感じました。(70才代以上・女性)