講座4:ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の眼差しと日本


講座の趣旨・目的等 ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の眼差しを通して、過去・現在・未来の日本について考えてみましょう。
グローバル、グローカル。これらはそれほど新しい概念ではありません。100年程前、近代化の名の下に、地方の独自性が失われていく様を北アメリカ等で目撃し、その後、西洋化を目指して邁進中の日本にやって来たラフカディオ・ハーンは、グローバリズムやグローカリズムについて考え、日本が辿るであろう未来像に思いを馳せてもいました。
現在の日本の姿を見つめ、未来の姿を予測する視座を提供するハーン作品を、一緒に鑑賞しましょう。
開催日時 5月10日〜6月7日 水曜日 13:30〜15:00 計4回
開講場所 山口市:吉田キャンパス
講 師 藤原 まみ(国際総合科学部・准教授)
講座の概要
開講日 開講時間 講義内容 担当講師
5月10日(水) 13:30〜15:00 『日本の面影』(ドラマ)、
ラフカディオ・ハーンの日本時代、ハーンと漱石
藤原 まみ
5月24日(水) 『日本の面影』(ドラマ)、「東洋の第一日」
5月31日(水) 『日本の面影』(ドラマ)、「停車場にて」
6月7日(水) 『日本の面影』(ドラマ)、「満願成就」
共 催 山口市
申し込み人数 27名
受講生の声 ・豊富な資料を紹介して下さり、興味深く学ぶことができました。明治の社会を、当時の外国人の目から見た姿を通して、とらえ直してみたかったのでとてもありがたい内容でした。ハーンが複眼的に見ていることが、とてもよくわかりましたし、その見方は大変参考になりました。(60才代・女性)

・作品解説を通じて、ハーンの文芸の奥の深さが分かりました。作品の歴史的背景や当時の欧米人や日本人の思考や行動を理解することが出来ました。作品解説を通じて現在の我々を取巻く平常感じている世界の異様さを感じ取ることが出来ました。(70才代以上・男性)