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「サマーサイエンススクール」の開催報告

 

●従来、理学部で行われていた「サマースクール」を今年度から、山口大学公開講座で行うこととなりました。これまで多くの参加者に自然科学の楽しさ、面白さをわかり易く解説し、最先端の研究を紹介してきました。今年度は、化学、生物、地球科学、情報科学の分野からそれぞれ、「身の回りの表面・界面を科学する」、「温泉に棲む藻類を用いた生物学の研究」、「黄金の国ジパングの今」、「コンピュータシミュレーションの世界」と題した講義を行いました。

●開催日時 7月23日(土)、7月24日(日) 計2回(13:00〜15:40)

●開催場所  山口大学:吉田キャンパス(山口市)

●講   師  ・安達 健太(大学院理工学研究科准教授)
          ・三角 修己(大学院医学系研究科准教授)
          ・澤井 長雄(大学院理工学研究科准教授)
          ・浦上 直人(大学院理工学研究科講師)

★講義概要

 1回目 7月23日 (土) 13時00分〜14時10分 身の回りの表面・界面を科学する
(担当講師:安達健太)
14時30分〜15時40分 温泉に棲む藻類を用いた生物学の研究
(担当講師:三角修己)
 2回目 7月24日 (日) 13時00分〜14時10分 黄金の国ジパングの今
(担当講師:澤井長雄)
14時30分〜15時40分 コンピュータシミュレーションの世界
(担当講師:浦上直人)

 

最初の講義は、大学院理工学研究科准教授の安達健太先生による「身の回りの表面・界面を科学する」でした。

自然界、及び日常生活における表面・界面の化学現象を例として表面・界面に関する最新研究例を紹介しました。

次に、大学院医学系研究科准教授の三角修己先生による「温泉に棲む藻類を用いた生物学の研究」でした。

高温・強酸性の温泉に棲むイデユコゴメと呼ばれる微細藻類を用いた生物学研究について紹介しました。

2日目の最初の講義は、大学院理工学研究科准教授の澤井長雄先生による「黄金の国ジパングの今」でした。

1981年に鹿児島県で発見された、佐渡金山の3倍の産金量を誇る菱刈鉱山の特徴を解説するとともに、発見がもたらした金鉱床形成に関する新知見を紹介しました。

最後の講義は、大学院理工学研究科講師の浦上直人先生による「コンピューターシュミレーションの世界」でした。

コンピューターシュミレーションを行う上での利点や欠点など、最近の研究内容を紹介しました。