出前講義:講義詳細
● 総合※印について、今年度の出前講義のお申し込み受付は終了しました。 総合の全部を見る (特定の授業項目を見るには再び一覧から任意の番号をクリックしてください) 6-500 | スポーツ動作のしくみを物理学的に理解する
大学院創成科学研究科(理学) 物理学分野 教授 坂井 伸之 物理、体育
「肩の力を抜け」とはどのタイミングでどの力を抜くのか? 「運動連鎖」の具体的なメカニズムは何か? このように、スポーツに関するこれまでの指導法や運動理論は抽象的な言葉で説明され、3W1H(どのタイミングで、体のどの部分を、どのように動かすのか? なぜそうするのか?)が不明確です。3W1Hが具体的に示されなければ、動作に移せるはずがありません。それが明らかでないのは、運動の力学的メカニズムが正しく理解されていないからです。その原因は、これまでスポーツにおいて科学が一面的に捉えられてきたからです。実験やシミュレーションによって動作をデータ化するだけでは、動作のしくみは理解できません。自然科学のもう1つの柱である理論研究(運動法則に基づいて論理的に現象を理解し予測すること)が必要です。本講義では、7つの基本メカニズムとその組合せによって、野球・剣道などの高速運動のしくみが理解できることを説明します。(備考:プロジェクター、スクリーン要)(対象:高等学校) |
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